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柴田譲治

フォトグラファー。「LADAKH」はプライベートでインドやチベットなどに長期滞在の旅行をした時の写真。今後は南米へも足を運ぶ予定。「よく天然色の夢を見る。それこを夢中になって僕はシャッターを切っている。写真を撮ることは、僕にとって天職だと思っている。」 dictionary 029(1993年1月発行)掲載

自分の毒素が夢を通して外に吐き出される事ってあると思うかい?チベットに来てから人と争ったり、大切な物を失ったり、その全ての原因が自分にある様な夢ばかり見る。何日か経つと体が軽くなる.毎日美しい物ばかり見せて貰い、自分が浄化されて行く。標高4500mで、ばったり会った青年の瞳は勿論透き通っていた。 ●太陽が照れば塵も輝く。 dictionary 035(1994年1月発行)掲載

庭先で金をせびられる事がある。そんな時、私は常に「ノー。」と言うようにしてる。異国に於て、頼りになるのは金と体力だけだからだ。この少年も例外ではなかった。しかし、この明るい笑顔、自信と誇りに満ちた表情を見ていると、何て自分はケチな男だったんだろうと打ちのめされる。素晴らしい笑顔をありがとう。 dictionary 036(1994年3月発行)掲載

その日、高山病で重い頭を抱え、息を切らせて寺に続く坂道を登っていた。人影が見えたが、カメラを向けると、皆一目散に隠れてしまった。ただ一人だけ残った少女を見て、高山病は宇宙の彼方に飛んでしまった。彼女の眼差しは、透明で鋭く、自信に満ちていた。あたかも、自分の美しさを知っているかの様だった。 ●「ご両親はご健在ですか?」父は4年前に他界しましたが、母は健在です。鎌倉で「しゃるまん」というクラブを経営しています。 dictionary 037(1994年5月発行)掲載

チベットの大地に咲いた一輪の花は、薄いけれど美味しい空気を精一杯吸い、稀に降る雨をたくましく吸収し、強烈な太陽光線を全身で受け止め、そよ風に息を吐き、蝶を追い回し、時として降る雪に身を凍らせ、鳥のさえずりに目を覚まし、腹を空かせ、そして何より人々の愛情を肌で感じ、やがて大輪の花を咲かせることであろう ●「あなたのこの世でおいしいもの?」この世で一番美味しいもの、それはアラモアナのチューブ、ラダックの青空、そして、とろろ蕎麦。 dictionary 038(1994年7月発行)掲載

彼はラマ僧である。言葉は通じない。殆どテレパシーで会話をしている様なものだ。寺から寺へと、へとへとになるまで私を引きずり回したりもするが、ふところからそっとお守りを出してくれたりもする。彼は今でもあの山奥で世界平和の為に祈っている。私はチベットの人々が大好きだ。 ●「あなたはサイババを信じますか?」この目で見てみないと、わかりません。 dictionary 039(1994年9月発行)掲載

おなかがすいたら空に浮かんでいる雲の綿菓子をを食べてみよう。のどがかわいたらぶどう色した朝焼けを飲んでみよう。鳥になりたかったら手を広けて大空を見上げてみよう。風がひゅっうと吹いてどっちが上だか下だかわからなくなる。そうやって毎日宇宙を見ていると、知らないうちに彼女の目は氷砂糖にすきとおってしまいました。 dictionary 040(1994年11月発行)掲載

1960年2月15日生まれ、水がめ座、0型、熱海市出身。上智大学外国語学部卒。スタジオエビスにて修行以後フリー。鎌倉在住。 dictionary 055掲載

0型・水瓶座。1960年 静岡県熱海市出身。1986年 上智大学外国語学部比較文化学科を卒業後、スタジオエビス勤務。1989年 この年よりアジアを中心に世界各地を撮影。1999年 グループ展「サーファーズマインド」南青山画廊(東京・南青山)。2004年 個展"beach People"PGI(東京・芝浦) dictionary 100掲載